ロルフィングっていったい何だろう?。キーワードで解説。

ロルフィングのゴール

ロルフィングのゴール(目標)は、本来ある機能を発揮させバランスのとれた身体の構造を取り戻すことです。

ロルフィングと10セッション

ロルフィングは10回のセッションで身体構造のバランスを持続的に取り戻すようにデザインされています。

ロルフィングと筋膜

ロルフィングで働きかけるのは、筋膜(ファッシャ:Fascia)と呼ばれる部分です。

ロルフィングの方法

ロルフィングは手技で行います。

ロルフィングと心の調和

ロルフィングのセッション中や10セッション後に、感情的・心理的そして精神的にも調和への変化と統合が起こることがあります。しかし、ロルフィングは心理療法ではありません。

ロルフィングは治療ではない

ロルフィングは治療ではありません。あなた自身のからだがバランスを取っていこうとする方向に対して、推進力を与えるお手伝いをするだけです。

ロルフィングの歴史

ロルフィングはロックフェラー研究所で生化学を研究していたアイダ・ロルフ博士によって開発されました。

ロルフィングを受けた人

ロルフィングは世界中でいろいろな人たちが受けています。スポーツ選手、芸術家、医療関係者、ビジネスマンやOL、そして乳幼児を含む子供たちも受けています。なんと、動物も。

ロルファーになる

ロルフィングはアメリカのロルフ・インスティチュートで認められたコースを学びます。資格取得までには、3つの段階があり、それぞれの段階に試験や論文提出の義務があります。

ロルフィングの創始者

ロルフィングを創設したのは、生化学者アイダ・P・ロルフ博士です。

彼女は1920年にコロンビア大学から生化学のPh.D(博士号)を取得し、その後ロックフェラー研究所で有機体化学の仕事を通して身体に対する知識を深めました。その頃、彼女の家族は健康的な問題を抱えていたために、それを解決するための大規模な研究を行いました。そして、機能に対する「構造」の効果を研究する多 くのシステムを調査することになったのです。その中にはヨガやオステオパシー、カイロプラクティックなども含まれました。その調査に加えて、彼女の科学者になるべく受けた教育、好奇心、本質的な知識、そして実際の経験によって、ついに「人間の身体構造の並び方こそが重要だ」 という新しい理解に至ったのです。そして、アイダ・ロルフ博士が「構造的統合(Structual Integration)」と呼んだワークのシステムが誕生しました。これがロルフィングの基礎になります。彼女のこのシステムを10セッションのシステムとして開発して他の人にも教えました。さらにポスト10ロルフィングやアドバンスド・ロルフィングと彼女の ビジョンは広がり。さらには、ロルフィング・ムーブメント・インテグレーションも開発したのです。

ロルフ博士の初期の学生たちは実際に開業している医師たちで、その主たる興味も病理学的なものでした。しかし次第に、自分のワークはホリスティックを目指し。健康の維持と個人の可能性の拡大へのアプローチであることが彼女にとって明確になってきたのです。彼女は身体の組織に働きかけて、身体の各部分が本来あるべき状態の『構造』に整うと、身体が全体としてまとまり、『機能』し始めるだけでなく、心理面や感情・精神面の変化をも伴い、より調和のとれた『統合』された状態へ導かれることを見いだしました。

ロルフィングとは、ある技術だけを指すのではなく、それをも含め、身体は自然の原理原則に従っていることを巧みに表現したコンセプトと言えるでしょう。

ロルフィングの名前の由来

ロルフィング®の正式な名称はロルフィング®ストラクチャラル・インテグレーション(ROLFING® Structual Integration : SI)です。ロルフ博士が創設したものをストラクチャラル・インテグレーションと言い、その後彼女の意志を受け継ぐ人々の中で、その考え方やスタイルなどにより分化していきました。その中で現在のロルフ研究所(インスティチュート)(The ROLF institute® of structural integration)がロルフィング® の名のもとにストラクチャラル・インテグレーションを展開しています。