2020年11月2日

ロルフィングとは、重力をよりどころとして本来持っているからだの機能と構造を取り戻す、ボディワークです。ロルフィングを知るのコーナーでは、ロルフィングとは何か、キーワード、ロルフィングの内容、ロルフィングの歴史などご紹介します。

2020年11月2日

  • ロルフィングとは、本来重力をよりどころにしている楽なからだ、を取り戻すためのお手伝いをするボディワークと呼ばれるものの1つです。
  • ロルフィングは各々が密接な関連を持ってデザインされた10セッションで完結します。各セッションにはロルファーが従うべき明確なガイドラインと扱うべき部位はありますが、おひとりおひとりのからだの状況によって内容は変わってきます。
  • 受けるペースは週1~2回から2週間に1回、料金はロルファーによっても違いますが¥10,000~20,000/1セッション。
  • ロルフィングは痛いところを治す治療でもなければ、からだを(いわゆる)自然な状態に無理やり戻す操作的なボディワークではありません。ロルフィングを受け終わった後で、今度はあなた自身ひとりでも、自分のからだに気づけるようになるためのお手伝いをするボディワークです。
  • からだを見直すということは、単に『からだ』だけを見つめるのでなく、からだを通して、自分自身の可能性をもう見つけ出すいい機会になるかもしれませんね。

2020年11月2日

ロルフィングっていったい何だろう?。キーワードで解説。

ロルフィングのゴール

ロルフィングのゴール(目標)は、本来ある機能を発揮させバランスのとれた身体の構造を取り戻すことです。

ロルフィングと10セッション

ロルフィングは10回のセッションで身体構造のバランスを持続的に取り戻すようにデザインされています。

ロルフィングと筋膜

ロルフィングで働きかけるのは、筋膜(ファッシャ:Fascia)と呼ばれる部分です。

ロルフィングの方法

ロルフィングは手技で行います。

ロルフィングと心の調和

ロルフィングのセッション中や10セッション後に、感情的・心理的そして精神的にも調和への変化と統合が起こることがあります。しかし、ロルフィングは心理療法ではありません。

ロルフィングは治療ではない

ロルフィングは治療ではありません。あなた自身のからだがバランスを取っていこうとする方向に対して、推進力を与えるお手伝いをするだけです。

ロルフィングの歴史

ロルフィングはロックフェラー研究所で生化学を研究していたアイダ・ロルフ博士によって開発されました。

ロルフィングを受けた人

ロルフィングは世界中でいろいろな人たちが受けています。スポーツ選手、芸術家、医療関係者、ビジネスマンやOL、そして乳幼児を含む子供たちも受けています。なんと、動物も。

ロルファーになる

ロルフィングはアメリカのロルフ・インスティチュートで認められたコースを学びます。資格取得までには、3つの段階があり、それぞれの段階に試験や論文提出の義務があります。

2020年11月2日


なぜロルフィングをするのか?その答えはロルフィングのゴールにあります。
ロルフィングのゴール、それは、バランスのとれた身体の構造を取り戻すことです。ここでバランスのとれた構造とは、重力に対してもっとも優しいからだということです。

ロルフィングは肩こりや腰痛を治したり、パフォーマンス向上などを主な目的とはしていません。(「していません」です。念のため)。バランスの取れたからだを取り戻すことによって、からだは自然に治っていくというアイダ・ロルフの発見によってまずは、バランスを取り戻すことを第1の目的としています。

とは言え、やはり多くの方が肩こりや腰痛などの軽減、スポーツや演奏などにおけるパフォーマンスの向上を報告しています。

ロルフィングが目指すもの。それは、あなた自身が、重力に対して無理なく、体のバランスを整えることができるようになり、身体の動きが効率的かつ自由になること」を目的としています。

2020年11月2日

ロルフィングを語る中で、まず出てくるキーワードが筋膜(ファッシャ:Fascia)でしょう。私もロルフィングを知るより前、筋膜について調べていて、初めてこのロルフィングを知ったのでした。ロルフィングで働きかけるのは、筋膜(ファッシャ:Fascia)と呼ばれる部分です。筋膜は結合組織の一種で、その名の通り薄い膜です。筋繊維を包んで筋肉を形成したり、さらにいくつかの筋肉を包んで大きな筋膜ネットワークをからだの中に作り上げています。からだの中に縦横無尽に広がっています。からだに変化を生じさせるのには、筋肉や骨よりも「筋膜の方が効果的!」と考えたのがロルフィングの創設者のアイダ・ロルフ博士です。当時としては、画期的な考え方でした。・・とはいっても実際のワークでは筋肉を目指してアプローチし、そして、その筋肉を扱います。またネットワーク的な働きもするので、肩が凝っているのに、実は足の裏の筋膜をゆるめた方がいい場合もあったりします。

2020年11月4日

10セッション

ロルフィングは10回のセッションで、身体構造をバランスよく持続的に取り戻すようデザインされています。

10セッションの内容

最初の3セッションで表層を扱い、次の4セッションでコアにアプローチをしていきます。そして、最後の3セッションでからだ全体を見ながら統合をしていきます。それまでの身体の使い方や構造によっては12回になることもありますが、しかしいつ果てるとも知れない治療院通いをする必要はありません。※これがロルフィングのすてきな考え方です。僕がとても気に入ったところでもあります。

10セッション終えた後

10セッションのロルフィング・シリーズが終わったあと、次のシリーズを受けるのは普通の生活をしていれば、5年~10年先で大丈夫と言われています。・・・が、きつい身体の使い方をしている人は、1年に一度位のチェックと、3年くらいで一度の10シリーズを受けなおすといい人もいるでしょう。

セッション

セッションとはロルフィングでの1回の施術時間のことです。施術のことをワーク、1回のワークのことをセッションと呼んでいます。ロルファーとクライアントの共同作業で互いにその時間を作り上げていく。セッションとなづけられた意味をジャズなど、ジャムセッションのような味わいがあると僕は感じ、とてもすきな時間です。

2020年11月2日

ロルフィングの世界

ここでは、ロルフィングの内容について簡単にご紹介します。(正確には、ちょっと表現を省略してます。詳細は追々。)ロルフィングの世界は、大きな2本柱で成り立っています。

ロルフィング・ストラクチュラル・インテグレーション

1つは、一般的にロルフィングという名前で通っており、正式名称はロルフィング・ストラクチュラル・インテグレーション(ROLFING Structual Integration)です。これは、『構造の統合』と呼ばれています。このロルフィングは、『 10シリーズ 』 と呼ばれる、10回のセットで構成 されています。

ロルフ・ムーブメント・インテグレーション

もう1つは、ロルフ・ムーブメント・インテグレーション(Rolf Movement Integration)、通常ロルフ・ムーブメントやムーブメントと呼ばれています。先の『構造の統合』に対して、こちらは、『動きの統合』とでも呼べ るでしょう。今日のロルフィングの世界を、より特徴づけているものといえます。

ロルフィングの方法

ロルフィングの方法(やり方)では、基本的に手技を中心に行います。これは、指先の微妙な感覚を学ぶ必要があるために、残念ながらここではお伝えできませんが、ロルフィングを受けながら感じてみてください。手技にもさまざまな種類があり、よく大工道具にたとえられます。様々な道具を道具箱にいれておき必要に応じてもっとも適切な道具を出して使っていきます。

2020年11月2日

心とカラダは密接につながっています。

ロルフィングのセッション中や10セッションの後に、感情的・心理的そして精神的にも調和への変化と統合が起こることがあります。しかし、ロルフィングは心理療法ではありませんし、ロルファーにその資格はありません。それを第一義には考えないでください。ロルフィングは単に、筋膜リリース、バランスを整えるなどといった身体の構造的側面だけに焦点をあてているものではありません。いわゆる軟部組織や姿勢といった側面だけでもありません。その人の育った環境、習慣、考え方、その土地の風習、心理的側面、文化背景なども含めて人体を総合的に捉えて、再教育・再構築していくものです。そのすべてが実に見事に関連しあっています。関連しているということは、何か1つでも欠くことができない、ということにもつながります。そのひとつひとつが大切なことなんですね。アーチをかたちづくる左の石のように・・・。

2020年11月2日

ロルフィングは治療ではありません。だからロルファーは治療家ではなく、セラピストでも先生でもありません。『治療ではない』ということは、『治療ができない』ということではありません。もし治療という言葉をつかうとすれば、治療の向こう側、さらなるその先にあるものを目指している、といえるでしょうか。もしロルフィングにセラピストがいるとすれば、それは、重力です。そして、あなたがその一番のアシスタントです。"Gravity is a Therapist“とあり、とてもすてきな言葉です。あなたの身体がバランスを取っていくのも、実は重力とあなた自身の力によるものです。ロルファーはあなた自身のカラダがバランスを取っていこうとする方向に対して、ちょっとお手伝いをする、それだけの役割です。ですから、あなたの参加が一番で、マッサージベッドに横になって「何とかして」という気持ちだけでは変化もあまりおきません。(それでも変化は、おきますが)ぜひ、重力を仲間に入れて気持ちいいからだを手に入れましょう。

2020年11月2日

ロルフィングの創始者

ロルフィングを創設したのは、生化学者アイダ・P・ロルフ博士です。

彼女は1920年にコロンビア大学から生化学のPh.D(博士号)を取得し、その後ロックフェラー研究所で有機体化学の仕事を通して身体に対する知識を深めました。その頃、彼女の家族は健康的な問題を抱えていたために、それを解決するための大規模な研究を行いました。そして、機能に対する「構造」の効果を研究する多 くのシステムを調査することになったのです。その中にはヨガやオステオパシー、カイロプラクティックなども含まれました。その調査に加えて、彼女の科学者になるべく受けた教育、好奇心、本質的な知識、そして実際の経験によって、ついに「人間の身体構造の並び方こそが重要だ」 という新しい理解に至ったのです。そして、アイダ・ロルフ博士が「構造的統合(Structual Integration)」と呼んだワークのシステムが誕生しました。これがロルフィングの基礎になります。彼女のこのシステムを10セッションのシステムとして開発して他の人にも教えました。さらにポスト10ロルフィングやアドバンスド・ロルフィングと彼女の ビジョンは広がり。さらには、ロルフィング・ムーブメント・インテグレーションも開発したのです。

ロルフ博士の初期の学生たちは実際に開業している医師たちで、その主たる興味も病理学的なものでした。しかし次第に、自分のワークはホリスティックを目指し。健康の維持と個人の可能性の拡大へのアプローチであることが彼女にとって明確になってきたのです。彼女は身体の組織に働きかけて、身体の各部分が本来あるべき状態の『構造』に整うと、身体が全体としてまとまり、『機能』し始めるだけでなく、心理面や感情・精神面の変化をも伴い、より調和のとれた『統合』された状態へ導かれることを見いだしました。

ロルフィングとは、ある技術だけを指すのではなく、それをも含め、身体は自然の原理原則に従っていることを巧みに表現したコンセプトと言えるでしょう。

ロルフィングの名前の由来

ロルフィング®の正式な名称はロルフィング®ストラクチャラル・インテグレーション(ROLFING® Structual Integration : SI)です。ロルフ博士が創設したものをストラクチャラル・インテグレーションと言い、その後彼女の意志を受け継ぐ人々の中で、その考え方やスタイルなどにより分化していきました。その中で現在のロルフ研究所(インスティチュート)(The ROLF institute® of structural integration)がロルフィング® の名のもとにストラクチャラル・インテグレーションを展開しています。

2020年11月2日

日本ではまだ知名度の低いロルフィングですが、世界中でいろいろな人が受けています。オリンピックのメダリストやプロの野球選手、スケーターなどのスポーツ選手、俳優、歌手、演奏者、小説家などの芸術家、医師や看護婦、心理療法家などの医療関係者、肩こりや腰痛で悩むビジネスマンやOL、そして乳幼児を含む子供たちも受けています。また、驚くことにアメリカでは、馬のロルフィングも人気でそのためのコースも認定ロルファーのために用意されています。

私の好きなアメリカのバスケットボールNBA屈指の名将フィル・ジャクソン(PHIL JACHSON)も、ロルフィングを受けたひとりです。ロルフィングが単にからだの調子をととのえるものではなく、人の全体観をみるものという点に興味を もった、禅マスターと異名をとる彼ならではでしょう。