1.セッションとは

ロルフィングⓇ、及びロルフ・ムーブメント™では、1回の時間をセッション、実際の施術をワークと表現しています。 1回のセッションにかかる時間は約90分です。

2.セッションの流れ

1.初回セッション

ご予約頂いたお時間に、お客様が到着後、

  • ~15分   ご挨拶とご説明
  • 15~20分 着替え、写真撮影。
  • 20~75分 セッション
  • 75~90分 撮影、着替え、感想

となります。

2.2回目以降のセッション

2回目以降は、初回で問題なければ、先にお着替えをして頂く運びとなります。

3.セッション・プラン

ロルフィング・ベーシック10シリーズ

ロルフィングは、10回のセッションにより全身の構造と機能を再構築させていくプログラムです。料理を作るのに順序が、コース料理を味わい深いものにするにもオーダー(順序)があるように、カラダの構造と機能を再構築するためにも、適した順序(オーダー)があります。よく頂くご質問に『ロルフィングを受けてみたいけど、全てを受けないと効果がないの?駄目なの?』、 『今はまだ全てを受ける時間とお金の予定が組めず、躊躇(ちゅうちょ)しています。』 などの内容があります。初めから全部を受けなければ駄目、ということは決してありません。まずは試しにやってみよう!という『ノリ』、を一番大切にしていただけたらと思います。

おすすめのプラン

おすすめするセッション・プランは、 計13回シリーズ(ロルフィング・ベーシック10シリーズ+ロルフムーブメント3回シリーズ)です。
これまでの経験上、(これは私がセッションを行うだけでなく、自分自身が受けたことも含め)ムーブメントを適切に組み込んだ方が、より有益な結果が導かれているのを肌で感じ、このスタイルの提供を基本としております。 ※もちろん、通常のベーシック10シリーズでも有効です。

ロルフィング効果体験感想

02.腰の痛みのケース(60代女性)

病院のリハビリで、何かが違うと実感し、ロルフィングを受けて見ようと来て頂きました。

腰痛が気にならなくなる。

ロルフィング・10セッションとムーブメント・3セッションの計13回を実施しました。初回セッション後すぐに、今まで何をするにも気になっていた腰の重い痛みを忘れている自分に気づいたそうです。

『緊張が痛みの源ですよ。』と、セッション中にお伝えしたことが、クライアントさん共感できた一番のきっかけだそうです。

セッションで触れる、タッチするということ、これにより、クライアントさん自身が気づいていない、無意識に緊張をさせている状態であるということを実感することができます。この実感するということが変化につながります。

ロルファーの役割は変化を促すキッカケを提案するだけ。変化の主役はクライアント自身です。

ココロの変化ってこういうことなんだと実感

ロルフィングを受ける前には、数々の病院や治療院も受診されてきました。整形外科や心療内科もその1つでした。そこでは、気の持ち方・ココロのあり方がカラダに影響しているんだよと説明を受けたそうです。

でも、当時いくら気の持ち方を変えようとしても、変えられない・変わらない部分があったそうで、カラダの痛みも変化しなかったそうです。

ロルフィングでは、カラダからのちょっとしたキッカケ作りから始まります。
痛みが和らぐと『あっ、軽くなった。!』と、ちょっとハッピーになります。
このちょっとハッピーがとても重要で、完全に痛みをとってしまうということは重要ではないのです。

ちょっとハッピーな気分、そんな状態の後には、何が続くでしょうか?

帰り道、いつもより鼻歌交じりで歩いたり、スキップしてみたり、そして夜グッスリ眠れたそうです。そうなると、もう素敵な回復のサイクルに入ります。この回復のサイクルに入ってしまえばこっちのものです。

カラダが変われば、ココロも変わる。そしてココロが変われば、カラダが変わる。この素敵なサイクルを実感しましたとの言葉を頂きました。うれしい限りです。

食欲まで変化

セッションの合間に1ヵ月ほど、海外旅行をされました。旅先でも今までより、どういう訳かお腹が減るし、とても美味しく感じ、量も増えたそうです。しかし、特に太りもせず、また腰痛も出てこなかったそうです。

ここでいうカラダとは骨とか筋肉、筋膜など単なる骨格構造だけを指すのではありません。消化器系や循環器、また味覚なども含む感覚器官すべてを含めてのカラダのことです。

先の素敵な回復のサイクルに入ってしまえば、カラダの全てに対して、本来持っている機能がより最適な方向へと進む変化が起きるんですね。

いい意味で気にしすぎない。

ロルフィングのセッションを通じ、いろいろな感覚に気づける状態へともって行きます。
しかし、ここで重要なのは、単に繊細に細かいところまで気づけるようになりなさいと言っているのではないのです。

もう1つの逆の要素がとても重要です。繊細さに対する、大胆さです。

『カラダにとってよりいいことを心がけてます!』という方がとても多いのですが、ちょっとバランスが崩れたり、些細なことをすぐに駄目とかイケナイものとしてしまう。そんな融通のきかないものだから、壊れやすいのです。

細かなことに気づける感覚を持ち合わせつつ、その情報は得るけれど動じず対応していく大胆さ、つまり対応力を持ち合わせていくことにより、壊れにくい、柔軟なカラダになっていくのです。

腰が痛い時もあるけど、ちょっと様子見てみよう!とか、今日は休ませてみようかしら、そんな、いい意味で気にしすぎなくなりました、笑顔でおしゃべりしていたのがとても印象的でした。

クライアントさんが自分自身で対応力を身につけた、まさにEmpower(自立)した、素晴らしき瞬間です。


 

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03.パフォーマンス向上(20代男性プロスノーボーダー)

ここ数年お世話になっているスノーボードの大会での1コマです。
ロルフィングは10セッションを終えて初めて、何たるかが判るものですが、
1回のセッションで劇的に変わることが多々あります。

脚がツッてしょうがない。

東京ドームで行われるこの大会。
人工の雪と全長100m、高さ30m、最大斜度36度というスノーボードジャンプ台。高さ30mは、8階建てのビルに相当し、『スタート台に立つと、東京ドームの天井に手が届きそう』な感覚になるという巨大なジャンプ台で、スノーボーダー達は技を競い合います。

ジャンプ台には、スキー場のようなリフト、ゴンドラはなく、ジャンプするためには、ひたすら自分の足で登っていくのみ。そして、何十回とこの繰り返しを余 儀なくされます。またハーフパイプなどより、かなり高いジャンプ台のため、着地時にかかる脚への衝撃は何Gとかなりの負担になります。

このため、試合中、多くの選手が、ふくらはぎや太ももといった脚を中心にけいれんを起こすのです。試合の途中で、マッサージルームに担ぎこまれたこの選手 は、腰から下の両脚が限界寸前。少しでも力を入れようものならば、けいれんしてしまい、自力でその場に立つこともできませんでした。

元々腰が痛い。筋力だけでは駄目。柔軟性があっても駄目。

ベッドに横になってもらい、触診してみると、この選手の筋肉は日本の選手には珍しく、かなりやわらかく柔軟性に富んだ筋肉。体格では先ほどまで、一緒にストレッチを行ってたトラビス・ライスなどと変わらず、むしろショーン・ホワイトよりもいい感じ。

なのに、外国人選手は平気で試合をこなしていきます。日本人選手のけいれんが目立ちます。なぜか・・?

外国人選手だからスゴイのか?というよりも、皆一流の選手なのですが、その中でもトップ選手というのは、身体の連鎖がうまくとれているんです。筋力だけに 頼ってしまうと、どうしても限界があるんです。また柔軟性があれば問題ない、それも違うんです。しなやかに力を伝達できる、この身体の連鎖している状態こ そ、無理がない、、ムダがない、素早い、そして美しい 動きとなるんです。

いくらでも歩けるぞ。

トレーナールームで、セッションを行うこと20分程度。ふくらはぎ、太ももなどのけいれんが治まり、力を入れてもつらないまでに回復しました。けいれんとは、カラダを使う指令を出さないのに、筋収縮を起こしてしまう状態です。
選手に、いつもの状態をリスニングしてみると、いつも腰に違和感を感じ、疲労が蓄積すると、痛みを伴うそうです。

この選手は、海外の方に多い、骨盤が前傾気味のタイプ。競技の特性上、腰椎と大たい骨をつなぐ、腸腰筋群(大・小腰筋、腸骨筋)にあまり伸展が見られませんでした。
ここの筋力はあるのですが、肝心の力の伝達経路が構築されていない状態なのです。

そのため、触診しながら動き作り、いわゆるムーブメントをいくつか行い、いまある構造を最大限に活かせるように、機能の再構築を行いました。

すると、さっきまでベッドで『もう無理・・』と、横たわっていた選手が、一転
『歩くのって、こんなに楽しいすか!。いつも、歩くのだるくて、好きじゃなかったのに、
今なら、いくらでも歩けますよ~。というより、もっと、歩きたくてしょうがないっす!もう一試合やりてぇ~』、とベッド周りを、スキップするやら飛び跳ねるやらの状態になったのです。

この光景には、帯同していたスポンサーの方も、大変大喜びでした。


 

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04.肩の痛みのケース(60代男性)

2年程前に、ふと右肩が痛くなって以来、うまく動かすことができず、
日常の動作まで不便になってしまっていました。

もう歳だと、あきらめてました。

2年程前に右肩が痛くなってから、これまで幾つもの病院や治療院、健康法などを試してきましたが、一向によくならず、どんどん悪くなる一方。病院で は、ちまたによく聞く加齢性の肩関節周囲炎ですとの診断が出るだけで、その対処法は単に電気治療・冷却など。リハビリの通院も通い続けていましたが、回復 の兆しがなく、嫌気がさしてやめてしまったところでした。

また、良くならないよ・・と訴えると、それは歳も歳だからしょうがないね~、と決まりきった返事。ご本人も納得はしないものの、もう無理なのかなとあきらめていました。

そんな中唯一自分がいいなと思ったのは、治療で人が直接触れてくれる行為のものでした。治らなくても、少しでも楽になればそんな思いが、マツナガのところに足を運んでくれるきっかけとなったそうです。

あっ、肩が動く、肩が回せる。

最初のセッション終了後、ベッドの上で、腕を好きに動かしてみてと言った時、初めはどこか不安げな表情でおそるおそる動かし始めました。でも次の瞬間には、その表情が一変。『ハッ!』と目を見開き、明るい表情へとなったのです。

『あっ、動く!。肩が回せるよ!今まで、痛くて、何かに捕まえられたような感じだったのに、何故だ!?』

制限なく動かせる自分自身に驚きと嬉しさを体感している瞬間。この瞬間を一緒に共有できることが、この職業をしていてよかったなとホントに思う醍醐味です。

2年ぶりにシャツが着れたよ

肩を痛めてからは、1人で脱ぎ着できるようにと、決まった服装へと変わっていたそうです。今回の回復を機に、久々2年ぶりに、パリッとキマッた、シャツへ袖を通したそうです。

颯爽と袖を通す素振りをしながら、嬉しそうに話してくださるAさんの笑顔は、とても生き生きしたものでした。

農作業を再開!

『これまで痛めたからやめていた、趣味の農作業をしたいんだけど、どうかな?』、と相談を受けました。

私の答えは、『どうぞ、楽しんでやりましょう!、でも無理はしないで、徐々にね。』ということです。よくなるためには、辞めるという選択肢を選ばなくては ならない時もあります。ただ、現在の医療事情では、やみくもに『よくなるためには、辞めなさい』とバッサリ切り捨ててしまうということが、多すぎるように 思うのです。

ここでの現在の医療事情とは、症状というケースに患者さんを当てはめてしまい、患者さん一人一人のケースに沿った対応ができていないことを、指しています。

今ある構造を最大限に活用できる状態へ導き、そして活用法を教育する。そうして、その方の生きがいを取りあげず、むしろ生きていく上でのエネルギーとして利用できるようにしていきたい、そう考えています。


 

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新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐために、いま自分ができることとして4月初日から営業活動を自粛しており、日頃お世話になっているみなさまには大変ご不便おかけしてます。

4月から中学生になった長女。昨日2回目の登校日で持ち帰ってきた学校だよりに「我慢でなく、辛抱」というコラムがありました。我慢は、自分の煩悩「慢」を抑え込んで耐え忍ぶ。一方、辛抱は辛さを優しく抱くそうです。

39都道府県で緊急事態宣言は解除となりましたが、神奈川県・横浜市は引き続き5月末まで延長の予定。こちらももうひと踏ん張り「我慢でなく、辛抱」しますので、どうぞご一緒によろしくお願いします。

 

松永直之